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ウラギンヒョウモンの飼育
０７年１０月２日に大宇陀市榛原でウラギンヒョウモンの雌が産卵しているのに出会った。産卵された卵を確認しようと思ったら、ちょうど産卵した場所の近くにヤマカガシがいたので、気を取られているうちに卵が産み付けられた場所が分からなくなりました。ウラギンヒョウモンの雌も何処かえ飛び去りそうなので、大慌てでネットをセットし捕獲しました。家に持ち帰り採卵しましたが既に殆ど産みつくしていたのか１０卵程度、産んだだけでした。孵化した幼虫はツボスミレを植え付けた植木鉢の中に入れて越冬さしました。
０８年は１月からずっと私の体調が悪く、越冬中の幼虫や蛹の管理がおろそかになりました。ウラギンヒョウモンの越冬幼虫は湿度管理が悪かったのか春になってツボスミレが芽吹いて来ても全く姿を見せず、すっかり諦めていました。しかし４月になって気温が上がると数頭の幼虫が現れました。しかもかなり幼虫は成長しており、殆どが２齢幼虫で未だ１齢らしい幼虫は１頭だけでした。この１齢幼虫を蛹まで個別に飼育して写真を完成するつもりでしたが４齢の途中で死んでしまいました。体調の特に悪い日には写真も撮れない事もあり、今回の飼育写真は何頭かの幼虫を載せる事で卵から蛹までをカバーしました。
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０７年秋の卵と幼虫
０７年１０月１６日
ウラギンヒョウモンの卵
枯れた笹の茎に産卵しました。
０７年３月３０日
ウラギンヒョウモンの幼虫（１齢）
体長２㍉強 体幅０．２５㍉
０６年秋に孵化し越冬した幼虫です。０７年春迄無事に越冬したのはこの１頭だけでしたが飼育途中で死にました。
０８年４月９日
ウラギンヒョウモンの幼虫（１齢）
体長２．５㍉ 体幅０．４㍉
４月９日に気づいた時には、０７年ー０８年に越冬した幼虫はこの幼虫を除いて他は２齢以上に育っていました。
０８年４月１１日
ウラギンヒョウモンの幼虫（２齢１日目）
体長２．５㍉強 体幅０．６㍉
脱皮し体色が黒く棘が大きくなりました。
幼虫の後部にあるのは脱皮殻です。
０８年４月１４日
ウラギンヒョウモンの幼虫（２齢４日目）
体長４㍉強 体幅０．７㍉
０８年４月１８日
ウラギンヒョウモンの幼虫（２齢８日目）
体長４㍉ 体幅０．７㍉
仮眠中
０８年４月１９日
ウラギンヒョウモンの幼虫（３齢１日目）
体長４．５㍉強 体幅１㍉
脱皮して３齢になりました。
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２齢時頭部脱皮殻
縦０．５㍉ 横０．５㍉
０８年４月２１日
ウラギンヒョウモンの幼虫（３齢３日目）
体長６㍉ 体幅１㍉
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０８年４月２５日
ウラギンヒョウモンの幼虫（３齢７日目）
体長６．５㍉ 体幅１．５㍉
仮眠中
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０８年４月２６日
ウラギンヒョウモンの幼虫（４齢１日目）
体長６．５㍉ 体幅１．５㍉弱
脱皮して４齢になりました。この幼虫は４齢の途中で死亡しました。次の写真からは別の幼虫になります。
（右側 ３齢時頭部脱皮殻 縦０．７㍉ 横０．８㍉）
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０８年４月２１日
ウラギンヒョウモンの幼虫（４齢５日目）
体長９．５㍉（１０．５㍉） 体幅２㍉弱（推定）
お気づきでしょうが、３齢終期の仮眠の頃から幼虫は食草から下り、容器の底にいます。食事の時だけ食草に戻るようです。
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０８年４月２３日
ウラギンヒョウモンの幼虫（４齢７日目）
体長１０．５㍉ 体幅２．５㍉弱
仮眠中
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０８年４月２４日
ウラギンヒョウモンの幼虫（５齢１日目）
幼虫の体長を測ろうとすると丸くなって暫く静止したままです。
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４齢時頭部脱皮殻
（縦１㍉ 横１．２㍉）
０８年４月２８日
ウラギンヒョウモンの幼虫（５齢５日目）
体長１８㍉強 体幅３㍉強
珍しくスミレの葉にいました。このような事は異例です。
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０８年５月３日
ウラギンヒョウモンの幼虫（５齢１０日目）
体長２０㍉ 体幅４㍉弱
仮眠中
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０８年５月９日
ウラギンヒョウモンの幼虫（６齢６日目）
体長３０㍉ 体幅５㍉（推定）
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０８年６月１０日
ウラギンヒョウモンの前蛹
体長１９㍉ 体幅７㍉
前蛹と蛹は別の個体の写真です。
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０８年６月１１日
ウラギンヒョウモンの蛹
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