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ウラナミジャノメの飼育（加古川）
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０４年６月１４日
ウラナミジャノメの卵
チヂミザサの葉に産卵されたウラナミジャノメの卵です。
０４年６月１９日
ウラナミジャノメの幼虫（１齢１日目）
孵化後、間もない幼虫です。体色は赤褐色で
体長２．５㍉ 体幅０．５㍉程度です。
０４年６月２１日
ウラナミジャノメの幼虫（１齢３日目）
体長３．５㍉ 体幅０．５㍉（推定）
体を曲げてチヂミザサの葉を食べています。体色は少し緑がかって来ました。
０４年６月２４日
ウラナミジャノメの幼虫（１齢６日目）
体長４．５㍉強 体幅０．７㍉
幼虫の体色は緑色になりました。
０４年６月２６日
ウラナミジャノメの幼虫（１齢８日目）
体長４．５㍉ 体幅０．７㍉
幼虫は仮眠中です。
０４年６月２６日
ウラナミジャノメの幼虫（２齢１日目）
夕方には脱皮していました。幼虫の後に脱皮殻が見えます。
０４年６月２７日
ウラナミジャノメの幼虫（２齢２日目）
体長５㍉ 体幅１㍉弱
実は上の写真の幼虫が事故で死んだので、ちょうど同時に２齢になり、大きさもほぼ同様のこの幼虫を（標準）として、今後、記録をとる事にしました。
０４年７月２日
ウラナミジャノメの幼虫（２齢７日目）
体長８．５㍉ 体幅１㍉強
かなり大きくなりました。
０４年７月４日
ウラナミジャノメの幼虫（２齢８日目）
体長７．５㍉ 体幅１㍉強
幼虫は仮眠に入りました。体長は少し縮んだようです。
０４年７月５日
ウラナミジャノメの幼虫（３齢１日目）
体長７㍉弱 体幅１㍉強
幼虫は脱皮して３齢になりました。脱皮殻が未だ残っています。
０４年７月２０日
ウラナミジャノメの幼虫（３齢１６日目）
体長１０㍉弱 体幅１．５㍉弱
０４年８月３日
ウラナミジャノメの幼虫（３齢３０日目）
体長１０㍉ 体幅１．５㍉
仮眠中です。
０４年８月５日
ウラナミジャノメの幼虫（４齢２日目）
体長９㍉ 体幅１．５㍉
昨日、脱皮して４齢になりました。
０４年８月２２日
ウラナミジャノメの幼虫（４齢１９日目）
体長１３．５㍉ 体幅１．５㍉強
０４年９月２日
ウラナミジャノメの幼虫（４齢３０日目）
体長１３．５㍉ 体幅１．５㍉強
仮眠中です。
０４年９月４日
ウラナミジャノメの幼虫（５齢１日目）
体長１２㍉ 体幅１．５㍉強
脱皮して５齢になりました。頭部脱皮殻が幼虫の頭の前にあります。
０４年１０月４日
ウラナミジャノメの幼虫（５齢３４日目）
体長１６．５㍉ 体幅２㍉
０４年１０月１０日
ウラナミジャノメの幼虫（５齢４０日目）
体長１５㍉強 体幅２㍉強
仮眠中です。
０４年１０月１１日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢１日目）
体長１５㍉強 体幅２㍉強
幼虫は脱皮してして６齢になりました。少し驚きましたが、文献によると、ジャノメチョウ科は６齢もあるそうです。
０４年１０月３１日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢２１日目）
体長１７㍉弱 体幅２㍉強
０４年１１月７日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢２８日目）
体長１５．５㍉ 体幅２㍉強
餌のチヂミザサが枯れる季節が近づいてきましたので、何時から冬眠に入るのかと、心配をしていますが、幼虫は未だ餌も食べ糞もしています。
０４年１１月２３日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢４４日目）
体長１３．５㍉ 体幅２．５㍉
チヂミザサも殆ど枯れて、幼虫も寒そうに縮こまっています。２日前には未だ２粒程、糞をしていたが、今日は全く落ちていません。
０４年１２月４日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢５２日目）
体長１３㍉弱 体幅２．５㍉弱
糞も全く落ちていませんし、一ヶ所で静止したままなので、いよいよ越冬状態に入ったようです。
０５年１月１１日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢９０日目）
久しぶりに幼虫を見ると静止位置は少し変わっていたが、随分、太短くなっていました。
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０５年３月１８日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢１５９日目）
体長１２㍉ 体幅２．５㍉弱
最近、暖かい日が続き、３月９日頃から幼虫が動きまわり始めた。今日は少し温度が低いので幼虫は水苔の上で静止していました。
去年与えていた食草のチヂミザサは未だ全く生える気配はありませんので、スゲを与える事に決め幼虫を水苔と共にスゲの根元に置きました。
０５年３月２１日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢１６２日目）
体長１４㍉ 体幅２．５㍉
３月１９日にはスゲに上り、食べ始めたが、今日はかなりスゲの葉を食べ、糞もかなりしていた。糞は排泄口を開いて飛ばすので、容器の側壁に付着していました。
０５年３月３０日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢１７１日目）
体長１７㍉ 体幅２．５㍉
越冬時と比べかなり大きくなり、体色も良くなりました。
０５年４月１０日
ウラナミジャノメの幼虫（６齢１８２日目）
体長１７㍉ 体幅２．５㍉
幼虫はこの２－３日あまり動いていないようです。以外ですが仮眠に入ったようです。
０５年４月１１日
ウラナミジャノメの幼虫（７齢１日目）
体長１５．５㍉ 体幅２．５㍉
６齢１８３日目に脱皮して、７齢になりました。加古川のウラナミジャノメの幼虫は幼虫期間が長いので、脱皮の回数も多いようです。
０５年４月１５日
ウラナミジャノメの幼虫（７齢５日目）
体長１８㍉ 体幅２．５㍉
食事中です。糞も沢山しています。脱皮してからかなり大きくなりました。
０５年４月２３日
ウラナミジャノメの幼虫（７齢１３日目）
体長２４㍉ 体幅３㍉
糞量はかなり多い。
０５年４月２７日
ウラナミジャノメの幼虫（７齢１７日）
体長２６㍉ 体幅３㍉
糞量多い。
０５年４月２９日
ウラナミジャノメの幼虫（７齢１９日目）
体長２４．５㍉ 体幅２３．５㍉
糞量が少なくなり、体が半透明になってきました。蛹化が近づいたようです。
０５年４月３０日
ウラナミジャノメの前蛹
０５年５月３日
ウラナミジャノメの蛹
０４年６月に加古川へ行った時にウラナミジャノメが比較的多くいる場所がありましたので、雌を採り持ち帰り採卵しました。幸い産卵してくれましたので飼育する事が出来ました。ウラナミジャノメの飼育はこれが初めてでしたので、９月に成虫が羽化するのを楽しみにしていました。しかし幼虫は成虫の羽化する頃の９月４日にようやく５齢になりました。その後５齢期間、４０日で１０月１１日に６齢になり、６齢幼虫で越冬しました。越冬した幼虫は春になり３月中旬頃から少しずつ動き始めましたが、昨年の秋まで与えていたチヂミザサは未だ生えていませんのでカサスゲを与えました。カサスゲを食べて順調に生育した幼虫は６齢１８３日目に更に脱皮して７齢になり７齢２０日目に前蛹になりました。
尚、個別に飼育して無事に蛹になったのは写真の１頭だけですが、同時に産卵された卵は数頭纏めて飼育しました。これらの幼虫は脱皮の確認が出来ていませんので、終齢が７齢であったかどうかは確認出来ていませんが、全て越冬し翌年の５月に蛹化しました。前年の９月に蛹化、羽化した幼虫は１頭もいませんでした。飼育した幼虫は全て年１回の発生でした。
